NHK特番で桑田佳祐の「ひとり紅白歌合戦」を見ました。何気なくチャンネルが合って見たんですけど、これがとてつもなく素晴らしく興奮する内容でした。インタビューを中心に編集した番組でした。桑田の語りの面白さ、歌唱力のすごさに引き込まれ、最後まで夢中で見てしまいました。家族も一緒に見て、早速ネットで「昭和八十三年度!ひとり紅白歌合戦」のDVDを発注しました
届いたDVDを見て、改めて感動。すぐに「昭和八十八年度!ひとり紅白歌合戦」を注文しました。さらに、今は6月5日に発売予定の「平成三十年度、第三回ひとり紅白歌合戦」を購入予約中です。
本場の紅白でも視聴者の心をわしづかみ
桑田佳祐といえば、昨年大晦日の「本場」の紅白歌合戦で、35年ぶりに出場して、最後に見せたパフォーマンスが視聴者のハートをわしづかみにしたのじゃないかと思いますよ。
「希望の轍」 に続いて、さぶちゃーん(北島三郎)やユーミン(松任谷由実)を巻き込んで歌い上げた「勝手にシンドバット」は、会場を歓喜の渦に巻き込みましたね。
170曲をひとりで歌い上げる
桑田佳祐が、「ひとり紅白歌合戦」を10年前からやっていたことはNHKの番組を見るまで知りませんでした。AAA(Act Against AIDS)運動、つまりエイズの啓発活動に協力する目的で始めたのでした。これまでに3回開催しています。NHK紅白歌合戦のパロディーですが、大聴衆を前に、3回で170曲も一人で歌い上げているんですよ。ジャンルも昭和の歌謡曲、グループサウンズ、フオーク、ニューミュージック、平成のポップと、あきれるほど多岐にわたります。
第一回の 「昭和八十三年度!ひとり紅白歌合戦」 では3時間半、全61曲が収録されています。サン・トワ・マミー(越路吹雪)、青い山脈(藤山一郎)、コーヒールンバ(西田幸子9)、上を向いて歩こう(坂本九)、君だけに愛を(ザ・タイガース)、恋の樹節(ピンキーとキラーズ)、君に会いたい(ザ・ジャガーズ)、恋のハレルヤ(黛ジュン)・・・・どの歌にも桑田佳祐の深い愛情が溢れ、聴くものに伝わってきます。
遊び心あふれる楽しいステージ
DVDを見ていて、桑田の歌手力に圧倒されます。曲が次々に繰り出されるので、この声はいつまで続くのだろうと心配になります。でも最後まで衰えません。だからと言って、決して真面目?一辺倒の固いステージではなく、本人も「ゆっくり楽しむ」と語っているように、遊び心にあふれています。昨年大晦日の紅白のステージでの桑田のパフォーマンスをイメージすればいいかも知れません。
「男はつらいよ お帰り寅さん」で歌います
桑田佳祐の性格は庶民派「寅さん」と同じ、寅さんとハートが通じていると評価するのは山田洋二監督です。今年12月に公開が予定されている、シリーズ50作目「男はつらいよ お帰り寅さん」の主題歌のオープニング歌唱を、桑田佳祐が歌うことが決まっています。楽しみです。