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渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎、新紙幣の顔はこんな人

投稿日:2019年4月9日 更新日:

一万円、五千円、千円の紙幣が20年ぶりに変わると財務省が発表しました。ただし発行は6年後(令和6年、2024年)です。改元の年の発表は「たまたま」だそうです。紙幣を変える主な目的は、偽造防止の向上と「人心一新」? もともと紙幣は、偽造防止のため20年ごとに変えてきたと、財務省は説明しています。

早くも市場では、現金自動出入機(ATM)など「お金を扱う機器づくり」の会社の株価が「ストップ高」になるほど値上がりしました。これからも随所で、こうした便乗?現象がみられるかも知れません。キャッシュレスの時代が来るのに、と首を傾ける向きもありますが。

裏面は東京駅、藤の花、北斎の「神奈川沖浪裏」です

私たち庶民が気になるのは、新紙幣に刷られる「顔」ですね。ちなみに、裏面は一万円札が東京駅、五千円札は藤の花、千円札は葛飾北斎の富岳三十六景「神奈川沖浪裏」です。

なお、2000年の沖縄サミットを記念して発行された二千円札は、流通が少ないという理由で改変されません。現在では沖縄県以外ではほとんど見られなくなった二千円札ですが、今でも発行されています。

で、表はというと、一万円札が渋沢栄一、五千円札が津田梅子、千円札が北里柴三郎です。いずれ近代日本の建設に力があった人で、教科書で名前は見たことがありませんか? 6年後には毎日眺めることになります。簡単におさらいしておきましょう。

「日本の資本主義の父」と呼ばれます

渋沢栄一は、明治・大正時代に活躍した実業家で「日本の資本主義の父」と呼ばれています。天保11年(1840年)、武蔵国榛沢郡(現・埼玉県)の豪農の生まれ。最後の将軍・徳川慶喜に仕え、パリ万博を視察しました。明治の新政府では、大蔵省で度量衡の制定や国立銀行条例の制定など力を尽くしました。

退官後は実業界に身を投じ、今に残る多くの企業の設立に寄与しました。彼が設立に関わった企業は、第一国立銀行(みずほ銀行の前身)、王子製紙、東京海上保険、東京瓦斯(がす)、秩父セメント(現太平洋セメント)、帝国ホテル、秩父鉄道、キリンビール、サッポロビール、明治製糖、東洋紡績など500社に上った言われています。東京工業大学など多くの教育施設の創設にも寄与しました。

渋沢は「財閥」を作りませんでした。これは「論語」の精神を追求し「私利は追わず公益を図る」という、渋沢が生涯貫いた経営哲学によるものでした。彼の思想は、著書「論語と算盤」(そろばん)で知ることができます。

6歳で米国留学、女子教育に力尽くした生涯でした

津田梅子は、元治元年(1864年)、江戸牛込御徒町(現・東京都新宿区)で、幕臣の子として誕生しました。1871年、岩倉使節団に随行して満6歳で渡米留学。これは父親・仙の意思によるものだったということです。明治15年に女学校を卒業して帰国。英語教師として働きましたが、明治22年(1889年)米国に再留学。3年間、生物学を学びました。

帰国後は女子教育に力を注ぎ、明治33年(1900年)「女子英学塾」(現・津田塾大学)を設立しました。それまでの行儀作法の女子教育と違い、進歩的で自由な内容が評判を呼びました。津田梅子関連書籍:「津田梅子 Century Books-人と思想」(古木宜志子著)

予防医学を築いた「日本の細菌学の父」

北里柴三郎は「日本の細菌学の父」とよばれています。嘉永5年(1853年)に肥後国阿蘇郡小国郷北里村(現・熊本県阿蘇郡小国町)に庄屋の子として生まれました。幼いころから四書五経などを学び、長じて熊本医学校に入学しました。1975年、東京医学校(現・東大医学部)に進学して予防医学に目覚め、以後生涯の仕事にしました。

ドイツベルリン大学・コッホ研究所に留学して、破傷風菌抗毒素を発見、血清療法を開発するなど、目覚ましい成果をあげています。帰国後もペスト菌の発見など数多くの業績をあげ、伝染病研究と衛生行政は一体であるとの信念のもとに、私費を投じて北里研究所(北里大学の母体)を設立しました。

自らも狂犬病、赤痢、発疹チフスなどの血清開発に取り組み、後進の育成に努めました。その一人に野口英世がいます。北里は慶應義塾大学病院の設立にも深く関わっています。北里柴三郎関連の本:「北里柴三郎(コミック世界の伝記)」「北里柴三郎ー熱と誠があれば」(福田眞人著)「北里柴三郎読本」上・下(北里柴三郎著)

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