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タダで教育が受けられるの?「無償化」法にある〝大きな穴〟

投稿日:2019年5月30日 更新日:

幼児教育・保育の無償化(改正子ども・子育て支援法)と、高等教育の無償化(大学等修学支援支援法)、2つの法律が決まりました。

「無償化」という言葉、魅力的ですね。タダで教育が受けられる・・・でも、喜ぶのは早いかも知れませんよ。みんな無償化になるわけじゃないんです。

消費税と「無償化」は抱き合わせ

幼児教育は今年10月から、高等教育は来年4月から「無償化」が始まります。

ご存知のように、今年は7月に参院選挙があります。安倍内閣と与党は、選挙で「無償化」の「実績」を大いに喧伝(けんでん)することでしょう。

10月には消費税引き上げが待っています。そして「無償化」は消費税引き上げの「隠れみの」にもされるようです。

仮に消費税が見送られると、財源がなくなるので「無償化」の行く手は厳しいかも知れません。。

幼児教育の「無償化」の対象は3~5歳児を持つ全世帯と、0~2歳児を持つ住民税非課税世帯です。住民税非課税世帯の世帯年収はだいたい200~300万円までと言われています。

認可と無認可に差別

「無償化」の内容は、認可保育と、認可外保育で違います。認可保育は幼稚園や認定子ども園、認可保育所を指します。これに対しては、利用料が無償になります。

認可外施設の幼稚園、幼稚園の一時預かりなどは月額2万5700円の上限内で無償となります。

また、認可外の保育所のほかベビーホテル、ベビーシッターなどは上限額以内の補助が出ます。

0~2歳児は住民税非課税世帯に限り月額4万2千円まで、3~5歳児は月額3万7000円の範囲内で無償化されます。

完全無償化ではありません

注意しなければならないのは「無償化」は利用料だけです。給食費、通園の送迎費、行事費などは対象外です。つまり完全無償化ではないんですね。

「無償化」自体は、家計を助けますので喜ばしいことです。しかし反面、大きな問題も生まれます。

待機児童問題の深刻化です。幼稚園の先生の7割が「無償化」に反対、と言う調査結果があります。その理由は、待機児童の増加と業務負担の増加、保育の質の低下です。

待機児童問題が深刻化する

「無償化」になれば、専業主婦の家庭でも子どもを預けて働きたいという要望が増え、ますます施設が不足するのは間違いありません。

無償化「先進国」の韓国では、待機児童は減らず劣悪な施設が増えたと言われています。ちなみに日本でも韓国でも無償化が提案された理由の一つに、少子化問題があります。

 

しかし 韓国は出世率0・98と日本以上に少子化が深刻化しています。(日本は1・43)

不公平感も助長

今回の「無償化」は、不公平感も助長すると指摘されています。保育料は高額所得者ほど高くなり、もともと生活保護家庭は無料です。

だから来年無償化の恩恵を受けるのは低所得者より高額所得者なのです。

こうしてみると「無償化」は大きな問題ありです。無償化以前に施設の充実や先生の待遇改善など待機児童をなくす政策が求められています。

政府・与党は人気取りに走って大きな舵取りを間違えていませんかね。

 

 

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