ユニフォーム公式アンバサダーがお披露目
2020年東京五輪の聖火リレーのルート概要が発表されました。およそ1万人が聖火をつないで857市区町村を周ります。
聖火ランナーが着用する公式ユニフォームも発表され、石原さとみさんら5人の公式アンバサダー(大使という意味) がお披露目しました。
人々の思いをつなぐ駅伝の「タスキ」がモチーフ
ユニフォームは胸から背中にかけて、斜めの赤いLINEが描かれていて、すごくおしゃれな印象です。
デザインを監修した尾花大輔さんは「日本発祥の駅伝で用いられる『タスキ』をモチーフに、世界と人々の思いをつなぐタスキ、という大きな意味を込めてある」と話しています。
作成にはペットボトルのリサイクル素材が用いられているそうです。
古着屋で修行、ハリウッドに通う
尾花大輔さん(45)は神奈川県出身。学生時代にメンズファッションの専門学校を3ヶ月でリタイア。その後は古着屋「VOICE」でマネージャー、バイヤーとして修行しました。
現在尾花さんが持っている自身のブランド「ミスターハリウッド」は、古着の買い付けに通ったアメリカのハリウッドが名前の由来です。
2000年「N.HOOLYWOOD」を設立。2002年以来、毎年コレクションを発表して、東京を代表するファッションブランドとして主に若者の間で人気を博しています。
木村拓哉や亀梨和也、松田龍平、松田翔太、三上博史など俳優、中田英俊やジュード・ロウ、エレファントカシマシなど著名人が愛用しています。
2009年オンラインストアをスタート。無印良品の「MUJILABO」紳士ウェアデザインディレクターに就任しています。
聖火ランナーの募集は今月から
ユニフォームは聖火ランナーに無料で支給されます。
聖火ランナーの募集は今年6月から始まります。スポンサー企業は今月17日から、都道府県は来月1日に募集を開始し、締め切りは今年8月31日となっています。
ランナーに応募できるのは国籍や性別を問わず、都道府県に何らかの縁がある中学生以上です。車椅子に乗る人や障害のある人も参加できます。
1人で走ることが難しい場合は、サポートする人や補助犬をつけて走ることができます。ランナーは1人がおよそ200メートルを走ります。来年3月スタートの予定です。