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高齢者に限定免許証の交付で頻発する重大自動車事故が防げるか

投稿日:2019年6月11日 更新日:

高齢運転者に限定免許証を交付することが検討されています。今年中にも75歳以上の後期高齢者に交付が始まる予定です。

激増する高齢ドライバーの事故

高齢ドライバーによる自動車事故が止まりません。連日のように事故が報道されています。私が暮らす福岡市でも、近所の交差点で、86歳運転の自動車が暴走して「運転手夫婦が亡くなりました。自動車4台が巻き込まれ、通行人一人が腰の骨を折るなど大怪我をしました。

暴走の原因は未だ解明されていません。車載カメラや街頭カメラの映像を見ると、車は進行中に突然暴走を始めています。ブレーキランプが点いていなかったという証言もあり、ブレーキとアクセルを踏み間違えた可能性かも知れません。

最近伝えられる、高齢ドライバーの交通事故の多くで、ブレーキとアクセルの踏み間違いが原因にあるようです。そんな事故を防ぐために、最近は車に取り付ける踏み間違え防止装置が販売されています。価格は数万円です。

今回検討されている、75歳以上の高齢ドライバーの限定免許は、安全装置を付けた車にのみ運転を認めるというものです。

東京都は安全装置購入に9割補助

東京都は独自に、事故防止策として、安全装置購入に9割、補助を出すことを決めて、近く実施の予定です。自己負担額が数千円になる見込みのようです。

すでに高齢ドライバー対策を取り入れてる国や町は世界にあります。ただ、日本のように、初めから安全装置を付けた車両を条件にしていません。

世界の高齢ドライバー対策

アメリカ・カリフォルニア州では、70歳以上の視力検査を実施して、夜間やラッシュアワー、高速道路での運転を制限しています。

オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ州は、85歳以上のドライバーに、自宅からスーパーなど日常よく使うルートに限定しています。

アイルランドでは、70歳以上全員に医師の診断が必須です。その結果、時間、場所、速度の制限が設けられます。

スイスは、75歳以上のドライバーは、2年ごとに交通医療専門医の診断を受けます。その結果で、夜間の運転は禁止され、場所や速度に制限が加えられます。車両も、ブレーキアシスト付きに指定されるようです。

かように高齢ドライバーは世界的に問題になっていることがうかがえます。

ドライバー自身の自覚も必要

日本では、事故の激増を受けて、ドライバーの年齢制限などが取り沙汰されています。しかし、個人の身体状況を無視して一律に免許を取り上げるのは不合理です。また交通手段がない地方在住の問題など、むづかしい課題があります。だから、今回の限定免許に期待したいですね。

しかし安全装置が付いたからと車まかせにせずに、あくまでドライバー自身の安全への自覚を育てない限り、事故はなくならないでしょう。

 

 

 

 

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