テレビ番組「何だコレ?!&林修ドリル 日本の謎を大調査sp」で、女優の財前直美さんが、生前に整理すると、本人や遺族にも役に立つ知恵を教えてくれました。
財前さんは終活ライフケアプランナーの資格を持っています。
私もぜひ実行しようという内容が幾つもありました。皆さんにもご紹介しますね。
まず、生前に整理しておくと残された家族が大助かりの4項目です。逆に、整理しとかないと遺族は大変困るかも知れません。
洋服、高額品、写真、車を整理
4項目は、洋服、高額品、写真、車です。
番組ではフアッションデザイナーのドン小西さんの自宅を整理しました。職業柄もあってクローゼットや部屋に洋服が溢れています。
財前さんは、まず「洋服」の「見える化」作業をを提案。全ての洋服を引っ張り出して一部屋に集めました。小西さんは、本人も驚く、1千着ありました。
多くの服は本人も存在を忘れています。ダンボール7箱分の、小西さんが選んだ処分する服は御者に引き取ってもらいました。
ぎっしり洋服が詰まっていたクローゼットはスカスカ、部屋も広くなり、快適な住環境になりました。
高額品は金銭に替えるのもあり
「高額品」は、小西さんの部屋にあったビュッフェの油絵です。昔、1千万円程で購入したそうです。
なぜ 、高額品を整理の対象にするかといえば、遺産相続する人が本人の趣味と違う場合があるからです。
小西さんの娘さんは、絵がビュッフェの作品であることも 、1千万円で購入したことも知りませんでした。もしかして、相続したとき価値が分からないまま処分するかも知れません。
また兄弟がいれば、勝手に処分してトラブルかも知れませんね。高額品はお金に換えて残すのがお勧めだそうです。
写真はダビングしてSDカード一枚に
整理したい3つ目は、「写真類」です。場所も結構取りますね。膨大に残された写真があれば、ダビング業者に頼んで小さなSDカードに収めるのも、整理の一つの手段です。値段は100枚で80円くらいです。
4つ目の「車」は、意外に思う方もいるかも知れません。車は、遺産として扱う場合は、相続人全員の印鑑をもらうなど7種類もの書類が 必要になり、大変面倒な手続きです。生前贈与であれば4種類です。
整理のほかに、財前さんが紹介してくれた、書き残すことで遺族が助かる7項目があります。
そのうち7位は「資産」、6位は「保険」です。いずれもその存在を遺族に教えておかないと、大変困ることになります。
5位は、「亡くなった時の連絡先」です。これは残してあれば葬儀の準備が助かるでしょう。4位は「遺言書の有無」。
3位は、パソコン・スマホの起動パスワード。もしロックしたままだと、解除するのに少なからざるお金がかかります。
2位は、「葬儀とお墓」の希望です。これが書き残してあれば、葬儀屋にプランを勧められても、故人の遺志で通すことができますね。
負債放棄は相続発生して3ヶ月以内
1位は「負債」です。これは絶対書き残してもらわねばならないことです。
遺産相続が発生して3ヶ月以内なら相続放棄をして、遺族は負債から逃れることができるからです。
注意しなければならないのは、放棄手続きをする前に、少しでも遺産を使うと放棄手続きはできなくなります。
以上、知っているようで実際は知らないことが少なくないように思います。ぜひ参考にしたいものです。