メダカが静かなブームだと言います。確かに田舎の道の駅などに寄ると水槽を並べてメダカを売っています。
ふと、自分でも飼ってみようかなと思うこともあります。手軽そうですからね。
「出目悪魔」という超高額メダカ
しかし6日夜のテレビ「情報7daysニュースキャスター」で、1ペア250万円のメダカが売られていることを知りエーッと驚きました。
鹿児島のブリーダーさんが作り上げた「出目悪魔」という名のメダカです。まさに仰天価格です。
なんでも背中にラメ入りの品種を作るつもりだったのが、偶然にラメが目に入ったのでした。
黒い体に目がラメでキラキラ光り、悪魔をイメージさせるということで「出目悪魔」の名前になりました。
なんと、この超高額メダカがすでに数ペア売れたということですからホントにビックリです。
メダカにブリーダーさんがいることにもちょっとビックリしましたね。調べてみると全国にたくさんいらっしゃるようです。
図鑑や飼育の本も発売されています。たかがメダカ、されどメダカですかね。
「ブーム」を支える飼いやすさ
ブームを支えているのは、メダカがとっても飼いやすい生き物だからでしょう。水槽とカルキ抜きの水道水で手軽に飼うことができます。
熱帯魚のようにエアポンプはいりません。水槽はボトルを利用することもできます。寒いと冬眠しますからヒーターもなしです。
餌は専用のものが市販されています。メダカには胃がないので、5分以内に食べ尽くす量を1日2~3回に分けてあげればよいようです。
メダカの種類は500~600
メダカの魅力は、熱帯魚と見間違う色鮮やかな種類の豊富さです。小さくて短命ですが、錦鯉を思わせる色使いや、長いヒレをなびかせるものなどが生み出されています。
今や、錦鯉のように外国でも人気が高まりつつあるようです。
メダカの種類は500~600あると言われています。
もともと日本には、北海道を除いて野生のメダカ(クロメダカ)が最小の淡水魚として生息していました。
自然のメダカは絶滅危惧種
この自然のメダカは、1998年環境庁により絶滅危惧種に指定されています。
メダカは16世紀、突然変異で生まれた緋メダカから鑑賞が始まったとされています。
その後、金魚などのブームに押されて人気は衰えましたが、21世紀に入ってメダカを飼育する人が増えました。実は改良の歴史は浅いのです。
初期投資も少なく、繁殖が簡単なので副業として取り組む人も増えているようです。
メダカの価値は希少性で決まります。値段は、一匹20~30円の緋メダカから、数万円するブラックダイヤ種まで、様々です。
しかし 今後は「出目悪魔」のように超高額な品種がもっとたくさん生み出されることでしょう。