
福岡県糸島の牡蠣小屋に行ってきました。これは牡蠣小屋まだ行ったことないよ、という方のための情報です。西日本の牡蠣小屋は大方3月で今年の営業おしまいのようです。
ここにご紹介する牡蠣小屋は4月いっぱい営業しています。生産者だからできるのかも知れません。
糸島の牡蠣小屋は岐志漁港に毎年並ぶ牡蠣小屋が有名です。大層賑わっているようですね。
しかし岐志は、糸島半島の先端にあり、車でないと行けません。
私達が行ったのはJR筑肥線・加布里駅から歩いても20分(約1キロメートル)。加布里漁港で営業するカキ小屋住吉丸です。新鮮な牡蠣は漁港に建つお店に横付けされた自家用船から直接揚ります。庶民的でとても気が休まるお店ですよ。
昨年に続いて利用
実は、私たちがこの牡蠣小屋を利用するのは前回シーズンに続き2回目です。昨年も真冬のハイシーズンを通り越して、加布里湾が春めいた3月に訪れたのでした。その時誘った家内の両親が初めての牡蠣小屋体験に「美味しかったぁ!」とえらく感動してくれたので 、よし来年(つまり今年)もお誘いしようと決めていたのでした。今年は、やはり牡蠣小屋初体験の長女夫婦も同行しました。
牡蠣小屋に入ると、炭がカンカンにおこったテーブルに案内されます。ビニール製のジャンパー、手袋、牡蠣ナイフが各人に用意されます。このお店ではサザエをサービスで1個ずつくれますので、それを焼きながらメニューからお好みを選びます。
セルフサービスが楽しい
この日私たちが楽しんだのは、特大、中、小サイズの牡蠣、各一盛りずつ。牡蠣メシ、イカ、車エビ、牡蠣シュウマイ・・・。加布里湾で育てたハマグリも頼みました。
セルフサービスです。自分で焼くのが楽しいんですね。分からないことはお店の従業員さんが親切に教えてくれます。
目の前でジュウジュウと汁をこぼしながらフタを開く牡蠣はもちろんですが、エビやイカも新鮮でうまい。特にオススメは牡蠣メシと牡蠣シュウマイです。。
これだけ食べるとお腹いっぱいになります。みんな満足。6人で食べてお支払いは1万300円でしたからリーズナブルなお値段でしょう。
肉、魚以外は持ち込み自由
ちなみにこのお店、肉、魚以外はご飯類も含めて持ち込みOKです。私たちの隣の席のご婦人3人組は、手馴れたもので各種調味料やパン、サラダを持ち込んで盛り上がっていました。
牡蠣小屋住吉丸がいいのは、新鮮な牡蠣もさることながら、美しい加布里湾の眺めでしょう。雨降りの日はともかく、晴天であれば気持ちが最高に伸びますよ。店に横付けされた船の周りには沢山のカモメが浮かんでいます。餌らしきものが投げ込まれるとガオ、ガオと大騒ぎです。悪声?はともかく、青い海をバックに飛翔する白いカモメの姿はとても美しいです。一幅の春の絵です。
住吉丸基本情報
糸島市加布里漁港内 092―323―0325
営業:9時―5時